ロシアが月面に自国の基地を敷設する予定です。
2036~2040年の間に本格的な月面基地を展開する計画中だとか。
月には水が存在し、ヘリウム3などの資源があることもわかっています。
(ヘリウム3は核融合炉に使用可能、地球上にはわずかしかない)
月面にロケット基地ができれば、地球外の覇権をにぎることができます。
地球から宇宙へロケットを打ち上げるコストが大幅に削減できるからです。
月の重力は月の1/6であり、抵抗となる大気も無いからです。
こんなことを書くと、宇宙空間まで戦争の道具としてあつかい、まるで平和の敵であるかのように思われるかもしれません。
しかし、日本以外の国(米国、ロシア、中国、欧州の国、インドなど)は、宇宙探査と軍事技術の競争との間に境界はないのです。
実効支配すればそれまで、竹島や北方領土と同じ
月の土地を販売している会社があります。
米国のルナエンバシー社です。
宇宙に関する法律は1967年に発効した宇宙条約しかなく、この条約によると国家が所有することは禁止されていますが、個人所有についてはまったく触れられていないそうです。
そのため、合法的に月の土地を販売が可能だとか。
あくまでも法的な解釈です。
実効支配されてしまえば、その国の領土になるのは、地球上でも宇宙でも同じです。
その領土を奪還するには戦争による勝利しかありません。
「ルール違反だよ~」などと情けないことを言ってもなんの解決にもならない。
竹島や北方領土、(ウクライナの)クリミア半島と同じです。
ロシアについてのQ&A
ルナエンバシージャパンのHPにロシアについてのQ&A記述がありました。
Q.NASAやロシアが月に行くことはいいの?
A.1967年の宇宙条約は、月やその他の天体が探査を目的とした人類全体の財産であると宣言しています。
それが探査であるかぎり、自由に行うことを認めております。
人類全体に新しいフロンティアを提供するために、日々生命を賭して取り組んでいると感じています。
私たちも、責任ある人類として、彼らの偉大な活動や目的に対し妨げたり、あるいは干渉したり、争ったりすべきでないと考えます。
私どもは、「月の土地」を楽しんでいただけることを目的としております。
日本の不動産と同じように考えていただくと無理のある商品と思われます。
何卒、ご理解ご了承の程、お願い致します。
「責任ある人類として、彼らの偉大な活動や目的に対し妨げたり、あるいは干渉したり、争ったりすべきでないと考え」るのは誠に崇高でいいことかもしれません。
しかし、考えるのはあなたの勝手です。現実は厳しい。
“宇宙条約”など国家の実力行使の前には何の意味もありません。
月にロシア基地が現れる時期が明らかに c Sputnik / Anton Denisov
2018年12月01日 17:06短縮 URL151ロシアは2036~2040年の間に本格的な月面基地を展開する計画だ。露国営宇宙企業ロスコスモスとロシア科学アカデミー宇宙評議会の合同会議決議案による。
決議案によると、月面基地の活動は「大型荷物の調達と月面施設を様々な科学実験で満たす」ことから始まる。
決議案では、本格的な月面基地とはどのようなものか具体的な記載はない。だがロスコスモスとロシア科学アカデミーの作業班が2014年に出した提案には記されている。
その提案によると、月面基地は宇宙飛行士の滞在のために生命維持システムと放射線防護を備えたモジュールと地球モニタリングセンターなどを含む。
11月29日、2025年末には基本モジュールの打上げから月軌道上にロシア国家基地建設を開始する予定だとわかった。