悩んでいる人は、インドに行けば解決するのか
人生に悩んでいる時、ほとんど顔を会わすこともなかった親父に、相談したことがあった。
本当のところ、真剣に期待はしていなかった。
「自分ことは自分で解決しろ」と突き放されると予想していたから。
ところが、父はしばらく真剣に考え込んで、ひと言。
「旅費を出してやるから、インドに行って来い」
心の中で「無い、無い、絶対無い」と即却下したのだが、
さすがに一生に一度くらいの親孝行はしておかねばと思い、
「考えとく」と答えた。
それきり、インドの話はなしだ。
根が真面目な人に、中途半端に相談はするものではないと結論した。
インドは、誰でも行けるところではない
『インド夫婦茶碗』流水りんこ著を読む。
インドは、相性のいい人が、ごく僅かにいるようだ。
『インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも 』さくら 剛 著
もついでに読んだ。
第一、トイレが大問題だ。ゴキブリや南京虫とは共存できない。
左手でお尻の穴を水で洗うことができるだろうか。
その水は容器に入っているらしいが、二度付けは禁止されているのだろうか?
多分されていまい。
何かが伝染りそうだ。
インド人を悪くいっているわけではない。
日本人である私が悪いのだ。
ガンジス川で、半生の死体が流れている横で、沐浴している映像が脳にこびりついている。半生なのは、お金が足りず充分な薪を買えなかったから。
注)動画には半生の死体は映っていません。確か昔のNHKスペシャルであったと記憶している。
日本人が綺麗好きすぎだとも言われるが、
私は純粋な日本人である。それだけは譲れない。