映画『ハンニバル』での有名な場面に、人食い豚の群れがあります。
あらすじ
大富豪メイスン・ヴァージャーは、かつてハンニバル・レクターに全身の皮を剥がされたために車椅子でしか生活できない身体になっていた。
その復讐としてハンニバルに残酷な方法を試みようとしていた。
長時間苦しませるために、身体を拘束して生きたまま豚に脚から食わせる魂胆だったのだ。
「悲鳴」を録音したテープを聞かせると、豚たちが一斉に獲物を食いちぎるように訓練されていた。
おそロシアにて豚に食われる
字幕版で聞いたあの「悲鳴」があまりに恐ろしく、しばらく耳から離れませんでした。
結果として、作中ではハンニバルではなくメイスンが食われてしまうのですが。
ただし、現実に豚が生きている人間を丸かじりできるものなのか疑問でした。
ネット上などでは、マフィアが裏切り者を始末するのに豚を使うとの噂はありました。
今回、ロシアで起きた事件で『ハンニバル』がリアルに再現されたようです。
家畜の豚が飼い主を食ってしまったのです。
家畜のブタに餌やりをしている最中、発作を起こして倒れたのが命取りになった。ブタは女性の身体を食べ出し、顔と肩と耳は完全になくなっていた。女性は、56歳だった。
妻がいないことに気づいた夫がブタの間に分け入り、遺体を見つけた。失血死とみられた。全身に噛み傷が残っていた。
2012年に米国でも同様の事件があったとか。
豚は雑食性で何でも(人間でも)食するのは事実だったのです。
家畜のブタが人食いブタに豹変──ロシア
2019年2月19日(火)17時49分
バイシュナビ・バイディアナタン
<自分の家畜に餌をやっていたのに、なぜ食べられてしまったのか>
ロシアで、女性が生きたままブタに食べられた。
家畜のブタに餌やりをしている最中、発作を起こして倒れたのが命取りになった。ブタは女性の身体を食べ出し、顔と肩と耳は完全になくなっていた。女性は、56歳だった。
妻がいないことに気づいた夫がブタの間に分け入り、遺体を見つけた。失血死とみられた。全身に噛み傷が残っていた。
何が起こったのか、警察が捜査中だと英BBCは伝えた。
豪News.comによると、夫妻が住むウドムルト共和国当局の報道官は、「なぜこんなことになったのか当時の状況を知るために」検死を行うことになった、と言った。
アメリカでも、2012年に似たような事件があった。オレゴン州の農場主が、ブタに餌をやりに行って食べられたのだ。家族が、囲いの中でテリー・バンス・ガーナー(69)の体の一部を見つけたが、ほとんどはブタに食べられた後だった。
警察は、一頭体重300キロを超えるブタがガーナーを倒して殺し、食べたと推測する。発作で倒れた可能性もあるが、法医学でも解明はできなかった。
ガーナ―の兄マイケルは、ガーナーは動物を飼うのが好きだったと言う。「動物は弟の人生そのものだった。あらゆる鳥を飼っていたし、七面鳥がそこら中を走りまわっていた。みんな弟になついていた」
マイケルによれば、ガーナーは一度、自分を噛んだブタを殺そうとしたことがあったという。「殺すと言っていたので、後でどうしたか聞いたら、やっぱりやめたと言っていた」