16歳のスウェーデン少女グレタ・トゥーンベリがもてはやされています。
ノーベル平和賞候補らしいのです。
彼女は自称環境活動家で、大人たちが地球温暖化対策に真剣に取り組まないことを抗議して、学校をストライキしています。
現在、9月23日に国連本部でのサミットで演説するため、8月半ばにニューヨークへ出発する予定だとか。
「温暖化は二酸化炭素がすべての原因説」教徒に洗脳されているので、飛行機は使用せず、太陽光電池を使用したヨットで向かいます。
太陽光電池を製造するのには、耐用年数がくるまで太陽光発電を使用して得られる電気の総量よりも、電池を製造するためにかかる電気のほうが多いことも知らないのです(製造するための電気はもちろん二酸化炭素を排出する火力か、環境活動家が嫌う原子力になるでしょう)。
大した「環境活動家」です。
周囲の大人も教えるつもりはないようです。
何でも学校ストライキの理由になる
夏休みは子供にとって幸せな時間です。
眩しい太陽。命の炎が燃えるような暑さ。
プール、海水浴や山への虫取り。
一日中、遊んでいても(家の外にいるかぎり)文句は言われない。
そう、これらすべての幸せの源は、
「学校に行かなくてもいいこと」です。
もちろん、そうでない子供もいるかもしれませんが、少数派でしょう。
その自由な夏休み生活を過ごしていた私なので、ほとんど夏休みの宿題をした記憶がありません。
嫁は「そんなことないやろ。覚えていないだけや」と言うのですが、本当に記憶がない。
強烈に刻まれているのは、9月の職員室で担任から「なぜ(夏休みの)宿題をしてないのか」と激しく問い詰められている体験だけです。
黙秘権を行使しているとさらに怒られるので(反抗的な態度を取ると当時はどつかれたので)、10日間ほど学校に行くのをストライキした(単にサボった)こともあります。
当時は生徒数が多かったので、先生もこんな問題児にかまっている暇がなく、なんとなく許された(というより放ったらかしにされた)のです。
今の時代であれば、グレタ・トゥーンベリのように大義名分を主張して堂々とサボることができるのですが。
子供から見れば大人社会にはどこからでも文句をつけることができます。
貧困問題
人種差別
途上国の内戦
もちろん環境問題も。
今の時代に子供であれば、適当にマスコミ受けする問題を取り上げて学校をストライキしたい(単にサボりたいだけですが、そんなことは大義名分の前には問題ではありません)。
環境活動家が言っていること
グレタ・トゥーンベリが主張していることは、結果的に貧乏な国は贅沢するなと言っているのと同じことなのです。
先進国は、アフリカや中南米などのレアアースを採掘して、それらを輸入して生活を快適にし、スマホやPCを使用し、太陽電池を製造している。
現地では、レアアースをめぐって民族対立し、何百万人もの人間が暴行され虐殺されレイプされていてる。
グレタ・トゥーンベリには今の快適な生活すべてを放棄して原始時代に戻る覚悟があるのでしょうか。
16歳の環境活動家、「CO2ゼロ」のヨットで国連サミットへ
2019.07.31 Wed posted at 15:13 JST
(CNN) スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)は米ニューヨークで開催される国連サミットに出席するため、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを排出しないヨットで海を渡る計画を明らかにした。
トゥーンベリさんは昨年、世界の高校生らに温暖化対策を訴える抗議運動で注目を集めた。9月23日に国連本部でのサミットで演説するため、ニューヨークへ向かう。
大量の温室効果ガスを排出する飛行機は避け、太陽光パネルを備えたヨットで、英国内の非公開の場所を8月半ばに出発する。ヨットには水中タービンを使った発電装置も搭載されている。
トゥーンベリさんは世界の人々に向け、「科学の下で団結しよう」と呼び掛けた。
船長を務めるプロのヨット選手ボリス・ハーマン氏は、トゥーンベリさんが乗り心地を犠牲にしても温室効果ガスを抑えようとする姿勢を称賛した。
トゥーンベリさんはニューヨークに続いてカナダやメキシコを訪れ、さらにチリの首都サンティアゴで第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)に参加した後、南米のほかの都市も訪問する予定。
今月25日には、英国のロックバンド「T h e 1975」と共同で「市民的不服従」を呼び掛ける曲を発表していた。
8才ぐらいの頃に 私は気候変動や 地球温暖化のことを 初めて耳にしました それは人間の生活様式が もたらしたものらしいのです 省エネのために電灯を消したり 資源を守るため紙を リサイクルするようにと教えられました 人間は他と同じ 動物の一種にすぎないのに 地球の気候を変える 力があるというのは とても変だと思ったのを 覚えています だって 人間にそんな力があって 気候変動が本当に起こっているなら 他のことは話題にも していないはずですから テレビをつけたら そのことばかりのはずだし ニュースでも ラジオでも 新聞でも まるで世界大戦が 起こっているかのように それ以外のことは 見聞きしないはずです でも 誰も その話を していません 化石燃料を燃やすことが 私たちの生存を脅かすほど悪いことなら なぜ前と変わらない生活を していられるのでしょう? なぜ何の制限も ないのでしょうか? なぜ違法なことと されないのでしょうか? 私は納得できませんでした あまりにも非現実的でした それで私は11才の時 病気になりました うつ状態になり 話さなくなり 食べなくなりました 2ヵ月で 10キロ痩せました 後に私はアスペルガー症候群で 強迫性障害で 選択的無言症だと 診断されました その症状は 基本的に 必要だと思う時しか話さないことで 今がその 必要な時なのです (拍手)
私のような 自閉スペクトラムに 属してる人間にとっては ほとんど全てのことが 白黒どちらかなのです 私たちは嘘をつくのが あまり上手ではありません ソーシャルゲームをしても 大抵は楽しくありません 皆さんはお好きなようですが (笑) 私には いろんな意味で 自閉的な人間の方が正常に思え 他の人たちはすごく 奇妙に見えます (笑) 特に 持続可能性の 危機の話となると 気候変動は 生存を脅かしていて 何より重大な問題だと みんな言い続けていながら これまでと変わらない 生活をしているのです これは理解できません 排出をやめる必要があるなら やめるべきだからです 私にとって これは白か黒かの問題です 生き残りの問題となれば グレーな部分はありません 文明を継続するのか しないのかです 私たちは変わる必要があります スウェーデンのような裕福な国は 少なくとも 年15%の 排出削減を開始する必要があります 気温上昇を「2度未満」に抑える 目標のために必要なことです もっとも IPCC が 最近発表したように 「1.5度未満」を 目標にしたほうが 気候による影響を大幅に 減らせるそうですが 排出削減にそれがどういう意味を持つのか 想像することしかできません メディアや すべてのリーダーが この話ばかりしていると 思うかもしれませんが 口にすることさえありません 温室ガスが自然界に 既に取り込まれていることも 誰も口にしません 大気汚染が 気温上昇を隠していて 化石燃料を使うのを やめたとしても 0.5度から1.1度もの 追加の温度上昇要因が あることも言わないのです さらに 私たちは第6の絶滅期の 真っ只中にいるという事実も ほとんど誰も 語っていません 200もの種が 毎日絶滅していて 現在絶滅が起きているスピードは 正常と考えられる状態と比べ 千倍から1万倍も速いのです パリ協定のあらゆる箇所で 明確に宣言されているにも関わらず 衡平性や気候正義について ほとんど語られていません これは世界的な規模で効果を生むために 絶対不可欠なことです つまり裕福な国は 今の排出ペースだと 6年から12年の内に 排出をゼロにする 必要があるということです それによって 貧しい国の人々が 私たちの既に作り終えている 道路や学校や病院や 水道や電気などといった インフラを整え 生活水準を高める機会が 得られるようにするためです インドやナイジェリアのような国が 気候危機を気にかけると どうして私達に 期待できるでしょうか? すべてが整っている 裕福な国の私たちが 気候やパリ協定を守ることを 少しも気にかけていないのにです では なぜ私たちは 排出を減らさないのでしょうか? なぜ実際 排出は まだ増え続けているのでしょうか? 知っていながら 大規模な絶滅を 起こそうとしているのでしょうか? 私たちは 邪悪なのでしょうか? もちろん そうではありません みんながこれまで通りのことを 続けているのは 私達の日常生活がどんな 結果を引き起こすのか 大多数の人が まったく知らず 速やかな変化が必要なことを 知らないからです 私たちは誰もが皆 知っていると思っていますが 知らないのです どうして知ることが できるでしょう? もし本当に今が危機的状況で その原因が 私たちの 排出するものにあるのなら 少なくとも何か 予兆があるはずです 水没する都市や 何万もの死者 倒壊した建物で埋もれていく 国々なんかだけでなく 何らかの不自由が 出てくるはずです でも そうなってません しかも 誰も そのことを言いません 緊急会議も 見出し記事も 緊急速報もなく 誰も 危機の最中にいるような 行動を取りません 気候科学者や 環境派の政治家でさえ 多くの人は飛行機で飛びまわり 肉や乳製品を食べ続けています 私が百歳まで生きるとしたら 2103年にまだ生きています 将来のことを考えるとき みんな2050年以降のことは考えません 順調なら その時点で私は まだ人生を半分も生きていません その先 何が起こるのでしょうか? 2078年には 私は75歳の誕生日を迎えます 子供や孫がいたら その日を共に 過ごしてくれるかもしれません 皆さんのことを 聞くかもしれません 2018年頃に 生きていた人たちのことを まだ行動を起こせる 時間があったのに なぜ 何もしなかったのかと たずねるかもしれません 今すぐ行動するかどうかが 私の全人生と 子供や孫の人生に 影響するんです 今すぐ行動するかどうかで もたらされる結果は 将来の私や私の世代には どうすることも出来ません
だから 今年の8月に 学校が始まったとき 我慢できなくなって 心を決め スウェーデン議事堂の前で 座り込みをしました 気候のために 学校ストをしたのです 学校に行くべきだと 言う人もいるし 勉強して気候科学者になり 「気候危機を解決」したらいいと 言う人もいます でも 気候危機は 既に解決されているんです すべての事実と解決策は 既に揃っています あとは目を覚まして 行動を変えさえすればいいだけです 将来を守るためのことを 誰もしていないのなら もはや無くなる将来に向けて なぜ勉強すべきだと言えるのでしょうか? そして 教育システムが生んだ 最優秀な科学者による 最も重要な事実が 政治家や社会にとって 明らかに 何の意味も 持たないのなら その同じ教育システムで 事実を学ぶ意味はあるのでしょうか? スウェーデンは ただの小さな国だから 何をしても 意味がないという人もいますが 子供が何人か 数週間学校に行かないだけで 世界中の見出しを 飾れるのだとしたら みんなでその気になって行動したら 何ができるか想像してみてください (拍手)
そろそろ このトークも終わりです 普通なら みんなここで 希望について語り出します 太陽光パネルだとか 風力発電だとか 循環経済だとか 私はそうしません 励ましやら 明るいアイデアなら 30年聞かされてきました 残念ですが 効果はありません 効果があったら 今頃 排出問題は 解決しているはずです でも解決してません 確かに希望は必要です もちろん 必要ですが 希望よりも必要なのは 行動です 行動を始めれば 希望で溢れます だから希望を 探すのではなく 行動を求めましょう そうやって初めて 希望がわくのです 現在 1億バレルの石油が 毎日使われています これを変える 政策はありません 石油を地中に残しておく ルールはありません 既存のルールに従っていては 世界を救えないのです ルールを変えなければ ならないからです すべてを変える必要があります そして今日 始める必要があるのです ありがとうございました (拍手)