今日の中国90 人民武装警察の恐怖。香港市民は持ちこたえられるか

香港がえらいことになってきました。

中国本土と香港の境界に人民武装警察が続々と動員されています。

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人民武装警察、通称では武装警察と呼ばれていますが、警察ではありません。

軍隊の一部であり、共産党に反対する人民を武力で制圧し排除するための組織です。

 

中国では古代から「好鉄不打釘、好人不当兵」(良い鉄は釘にはならず、良い人は兵隊にはならない)と言われてきました。

漫画『キングダム』は日本人が描いているので軍人もカッコいい。

しかし、現実の中華王朝の軍人や兵士は、ならず者ばかりです。

自国民に対する暴行、略奪、レイプはあたりまえのように行われてきました。

21世紀の現代でもほとんど変わっていません。

 

武装警察が集結し、香港でこのままデモが続けば、流血はさけられないでしょう。

人民日報が「天安門事件」について言及

中国では「天安門事件」と検索しても事件について知ることはできません。

その中国政府系メディア人民日報が、「天安門事件の再来ない」と伝えています。

www.afpbb.com

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(Global Times)は16日付けの社説の中で、「香港情勢が1989年6月4日の政治事件の再来となることはない」と述べ、「わが国は強大で成熟した国家となり、複雑な状況への対応能力も著しく向上した」と主張。現在の中国政府は、天安門のデモ隊を武力で制圧した30年前よりも高度な手段で香港に対処すると示唆した。

なるほど、やはり天安門事件は虐殺事件だったのですね。

「語るに落ちる」というやつです。

www.newsweekjapan.jp

香港に迫る習近平の軍隊、人民武装警察とは何者なのか

<中国軍といえば人民解放軍だが、人民武装警察は共産党体制を脅かす少数民族や不満分子を武力鎮圧してきた「共産党の番人」。果たしてその実力は>


・拡大する香港デモに対して、中国当局は人民武装警察を周辺地域に展開させている

 

・人民武装警察はテロ対策などを専門とする部隊で、習近平体制のもとで指揮命令系統などが改革され、「共産党体制の番人」としての地位を名実ともに確立した

 

・これまでより集権化した人民武装警察が介入した場合、天安門事件以上の鎮圧が行われる可能性すらある

 

香港でデモ隊が空港を占拠するなど混乱が拡大するなか、本土との境界付近で中国の準軍事組織、人民武装警察が移動している。人民武装警察はテロ対策などを専門にする独立した部隊で、これが動き始めたことは、香港でのデモが拡大し続ける状況に中国当局が容赦なく取り締まる意思を示したものとみられる。

 

もう一つの軍隊

米国防総省傘下のナショナル・ディフェンス大学などは人民武装警察を「中国のもう一つの軍隊」と呼ぶ。「準軍事組織」とも呼ばれるように、人民武装警察は軍隊と警察の中間に位置するもので、日本など先進国ではこれに該当するものがほとんど見当たらない。

 

主な任務は国内の治安対策、海上警備、戦時における人民解放軍の支援の3つで、これにあたる人員は現在約150万人にのぼる。


その装備には催涙弾やゴム弾など一般の警察でも使用されるものの他、自動小銃、火炎放射器、迫撃砲、装甲車なども含まれる。また、『ミリタリー・バランス』によると、近年では無人機など諜報のための新技術の導入も進められている。

 

中国の一般的な警察官が青い制服を着ているのに対して、人民武装警察の制服は軍隊式のオリーブグリーンで、天安門広場など重要拠点で警備にあたる姿は外国人の目に触れる機会も多い。

 

共産党体制の番人

2009年に中国公安部は人民武装警察の存在意義を「国家安全保障の番人」であると明言している。しかし、一党制国家の中国において、党は国家に優越するため、実際の人民武装警察の役割は「国家の安全を守ること」ではなく「共産党体制の安定を図ること」にあるといえる。

 

実際、人民武装警察はこれまで共産党体制を脅かす者を各地で鎮圧してきた。それは漢人以外の少数民族が多い土地で特に目立つ。


例えば、分離独立を求めるチベット自治区で2008年に発生した暴動では、人民武装警察が「自衛のため」発砲し、当局の発表だけで21人が死亡し、数百人が負傷した(実際はもっと多くても不思議ではない)。これに関して、人民武装警察は「過激派の鎮圧は国内法および国際法に照らして適法」と言明している。

 

また、イスラーム系のウイグル人が多い新疆ウイグル自治区では、「分離主義者によるテロ」への対策として、約1万人の人民武装警察が駐留し、抗議活動などを押さえ込む主体ともなっている。

中国人民武装警察部隊 - Wikipedia

武装警察は準軍事組織のため、制約の多い人民解放軍と異なり、国外から容易に最新装備の調達が可能であり、各国の文民警察機関との交流も盛んであるため、その装備・訓練は欧米や日本からの影響を強く受けている。

 

特に内衛部隊の装備は非常に充実しており、一般的な暴動鎮圧用装備としての盾・棍棒・電気警棒・催涙弾・ゴム弾・放水銃といった非致死性兵器のほかに、武装した暴徒やテロリストを制圧するための各種火器や装甲兵員輸送車などの大型装備も有している。航空機からのエアボーン(空挺)やヘリボーンなども行われており、相手がかなりの重武装あるいは大規模暴動であったとしても、これを余裕を持って鎮圧できるだけの装備を有し、チベットや新疆などでの暴動鎮圧やテロリスト制圧を通じて豊富な実戦経験を積んでいる。

 

武装警察は中国海警局の海警部隊を引き継いでからは退役した駆逐艦やフリゲートなどを改造した艦艇も保有している[19]。

 

武装警察は外国のメディア報道では人民解放軍と混同されることが多いが、ワッペンや階級章が独自のデザインとなっている点、また制帽・制服・盾などに二本の黄線が入る点が人民解放軍と異なる。