仕事柄、元ヤクザの人と話す機会がよくあった。
まずヤクザのモットーは、自分より強い相手と争わないことである。
当然のことだ。弱いものを脅かし、現金なり資産なりを奪うのが仕事なのだから。
強い相手とはどんなタイプか?
恫喝に対して、はっきりと反論してくるタイプである。
特に金銭を要求しても「絶対払いません」と言い返してくる相手を、脅かし続けても疲労するだけなので、早く切り上げて他を当たるほうが賢策だ。
そして、すぐに金を払った弱い相手には、何度でも言いがかりをつけて現金を奪う。簡単だし、楽な仕事だから。
ここで、わが祖国日本のことを振り返る。
明らかに弱い相手であり、おいしい素人である。
なんで払うのかな。
一度現金を出したら日本が貧乏になって払えなくなるまでしゃぶられるだろう。
産経新聞の記事2016.6.1
すでに戦時賠償は、1972年の日中共同声明の中で放棄している。
それ以外の要求は絶対に受け入れないこと、それが将来のためにも最善の策だ。
中国での裁判に負けて財産を差し押さえられるおそれがあるのなら、
「もう中国から撤退します」と宣言すればよい。
撤退されて損をするのは中国側である。たとえ撤退することになっても、最小限の被害ですむ。
たぶんはっきりと反論すれば中国側は譲歩する。
押したり引いたりする交渉事を何故しない。
三菱マテリアル愚かなり。
三菱自動車だけではなかったのだ。