2016-01-01から1年間の記事一覧

花*花とちちんぷいぷいオープニング曲

花*花が好きだった。過去形になるのは、本人たちがTVなどで表立った活動をしていないから。調べると、ライブなどは行っているらしい。あまり美人とはいえない(しかし歌声は素晴らしい)二人が、等身大の内容の詞を歌うのが癒やされる。 さよなら大好きな人…

『素晴らしき哉、人生!』と『セブン』夢と現実。

『ブレードランナーの未来世紀』町山智浩著より。 はじめに、 「『素晴らしき哉、人生!』をハートウォーミングなコメディだと考えている人々は、一体何を見ているのやら」─────────デヴィッド・クローネンバーグとのクローネンバーグ監督の言葉が引用されて…

「大人の対応」すな!。マスコミが何を隠しているかを疑う。

英国のEU離脱は、明らかに間違ったことなのか。 TVでは(ネットでも専門家は)明らかに離脱派が、愚かでポピュリズムの結果としている。つまり、残留派の判断が、理性的で「大人の対応」と言いたいようだ。マスコミの「大人の対応」とは、問題を放っておい…

映画『ズールー戦争』白人(英国人)から見たアフリカ人。

昔、TV(吹き替え)で観た映画。是非、DVDで観て欲しい。(名作なのでレンタルもあります) 文明人と未開人との戦争として描く。 ズールー族は近代的な戦法を編み出していたため、善戦する(英国史に残るくらい)。 子供の時に観たので、南アフリカの歴史的…

谷山浩子が色あせない。吾妻ひでおが描いた似顔絵に爆笑

谷山浩子が色あせない。久しぶりに聴いた。昔も今もホラーでシュールだ。 『テングサの歌』 和歌山県みなべ町JR岩代駅で作詞作曲したもの。 明るい曲に恐ろしい背景。人類の終末後のこと。 JR岩代駅 テングサの歌 『The Boat』 こんな詞が書ける人を、詩…

EU離脱の英国と日本の立場。サイエンスZERO『祝!命名権獲得 113番元素はこうして作られた』を見て。

6月19日のEテレ、サイエンスZERO『祝!命名権獲得?113番元素はこうして作られた』を見た。小保方晴子のために散々叩かれた理研だが、やはり凄い研究所だったのだ。 この元素がどのような苦労の末に作られたか、理化学研究所がマンガでわかりやすく描いて…

『スカトロジー大全』変態ではない、真面目な本でした。

『スカトロジー大全』ジョン・G・ボーク著 ルイス・P・カプラン編 岩田 真紀訳 1891年に書かれた本。著者はアメリカ人。序文がなんとジークムント・フロイド。この分野はいかにもフロイドが好きそうな方面である。 いろいろ「変態」なものに共感できると自分…

神代のままの日本。言霊教徒と参院選。

明日6/22から参議院選挙が公示される。7/10投票日。 選挙は好きだ。政治に興味が無い人の気持が理解できない。 民主主義国家では、投票しなければ何事も変わらない。 よりマシな人を選ぶか、それが嫌なら自らが立候補するかが民主主義の基本だ。 英国の首相…

映画『CASSHERN/キャシャーン』は駄作。宇多田ヒカルの曲が良いだけ。

www.youtube.com 新造人間キャシャーン 第1話「不死身の挑戦者」 子供の頃見た、あのアニメーションのナレーション。 「たったひとつの命を捨てて、鉄の悪魔を叩いて砕く。キャシャーンがやらねば誰がやる」 が良かったのに。 子供は、特に男の子は暴力が好…

『アレックス』これは嫌いな奴か何でも許してくれる友人に薦めたい。「R18だよ」と言って。

www.youtube.com 昔も今もレイプが嫌いだ。 ドラマや映画で演技しているのだとわかっていても、嫌だ。 理由はわからないが生理的に拒否してしまう。 エロいのが嫌いではないのだが、レイプ物は基本的に観ない。 はっきり、レイプ犯とわかっている犯罪者への…

『ホーボーウィズショット・ガン』B級映画だが、あるシーンが感動的

映画『ホーボー・ウィズ・ショットガン』予告編 かなりのスプラッタB級映画。 しかし主役のルトガー・ハウアーが良い。格好いいホーボー(流れ者)親父を熱演している。内容のほとんど趣味の悪い殺人シーンだが一箇所だけ、この映画を作った監督の真面目な…

『28週後』欧米人は何故にゾンビ化を恐れるのか。

ゾンビが全力で追いかけてくる映画「28週後...」日本語予告編 『28日後』の続編だが、前編を観なくても十分である。 『28日後』のゾンビは覇気がない。ゾンビに覇気がないとは意味不明な表現かもしれないが,そう感じたので仕方がない。 28日後... <特別…

『ゾンビランド』爽やかな青春ドラマ。

世界情勢や日本のことばかり考えていると、怒りばかりで熱くなるので、気分転換にゾンビ映画を観る。『ゾンビランド』。 去年の11月頃に初めて観た映画。再度観てしまう。 映画は、あまり期待しないで観たほうがいいとつくづく思う。 たぶん、この映画を観た…

「世界で一番貧しい大統領」って、無責任では。

本屋で『世界で一番貧しい大統領ホセ・ムヒカ』の題名を見た時、やや戸惑った。 「世界で一番貧しい」ことを自慢する大統領のもとで国民はどんな貧しい生活を強いられているのだろう、と。 よく読むと、元大統領だけど質素に生きてます、という内容だった。 …

ヤクザのやり方と三菱マテリアル賠償問題。

仕事柄、元ヤクザの人と話す機会がよくあった。 元ヤクザは、薬物中毒者とかアルコール依存症の人が多いのだ。 まずヤクザのモットーは、自分より強い相手と争わないことである。 当然のことだ。弱いものを脅かし、現金なり資産なりを奪うのが仕事なのだから…

オバマのスピーチと「ツァーリ・ボンバ」(皇帝の爆弾)。 美しすぎる。

www.huffingtonpost.jp 先月5月27日オバマ大統領が広島を訪れ、スピーチした。 水を差すわけではないが、それほど評価するべきものとは思えない。 だって、あいつはもう辞めるのだから。 影響力はほとんど無いに等しい。 辞める予定のアメリカ大統領の思い…

『猫舌男爵』「太陽馬」皆川博子著とスターリングラード戦の恐ろしさ。

皆川博子の短編集である。この人は『聖餐城』読んで以来のファンである。 日本人で中世ドイツのことをこれ程生々しく描ける人は他にいまい。 表題作の「猫舌男爵」には猫も猫男爵も登場しない。今の猫ブームよりはるか以前から猫好きの私も期待していたのだ…

観てはいけない映画または後悔する映画『ドッグヴィル』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

『ドッグヴィル』は情けなくなるほど酷い 2本とも同じ監督の映画である。この監督は本当に頭がオカシイのだろう。 とりわけ『ドッグ・ヴィル』は情けなくなるくらい酷い。観たことを後悔する。タイムマシンがあればこれを観る前に戻りたい。 ドッグヴィル プ…

映画『海街diary』&『思い出のマーニー』すずと杏奈の未来が見える。

海街diary予告篇 『海街diary』のこと。 吉田秋生の漫画が原作。この人まだ描いていたのだ。感心する。 私が十代の頃読んだ記憶がある。30年以上前の話だ。 あの頃は、青少年漫画以外にも少女漫画「花とゆめ」なんかも読んでいた。 少年マンガと少女漫画を比…

プーチンさんは結構好きです。

『イースタン・プロミス』奴隷の国は今でも奴隷制度で現ロシア大統領ウラジミール・プーチンのことを書いた。 あの書き方だと悪口のようだが、私としては褒めたつもりである。 プーチンさんは結構好きなタイプなのだ。断っておくが、ホモセクシャルな意味で…

『イースタン・プロミス』奴隷の国は今でも奴隷制度

イースタン・プロミス 主演のナオミ・ワッツが美しい。 しかし、映画はシビアで恐ろしいロシアの現実を描いている。 冷戦が終わり、ソビエト連邦が崩壊した後、日本人はロシアも資本主義国になって普通の国家として成長していくだろう。と考えていた。 とこ…

『ザ・フライ』科学者はハエになっても科学者。

THE FLY (1986 Movie Trailer) ホラーといえばデビット・クローネンバーグ。デビット・クローネンバーグといえばホラー。 この人の映画は傑作と駄作の両極端である。 多分見る人によってもその評価が正反対になるのだろう。 私としては『ザ・フライ』が最高…

『Uボート(ディレクターズカット版)』優れた戦争映画は、そのままでホラーである。

U・ボート ディレクターズ・カット版 予告編 (日本版) 閉所恐怖症の人にお勧めである。実は私も閉所恐怖症だから。 ドイツのUボートは、名前からしてカッコいい。 普通は「潜水艦」なのだが、ドイツの場合、潜水艦の総称を、unter see boot(水の下の船)…

『ハンニバル(TVドラマ版)』疲れるが続けて観てしまう。

映画とは違う設定で作られている。 ひと言で言えば、ひっぱり過ぎ。 海外ドラマ『HANNIBAL/ハンニバル』 シーズン1 (予告) しかし、役者のキャスティングは素晴らしい。 主人公のウィル・グレアムはヒュー・ダンシー。 この人は英国人で映画『ルワンダの…

NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」を観て。

人類が何かを創造または発明する時、ほとんどの場合、善意だ。 科学者は理系なので(当然だ)冷たいイメージがあるが、書かれた文章を読むと、ピュアで理想を実現しようとする人が多いのに驚かされる。湯川秀樹博士や朝永振一郎博士の本を読めばわかる。 そ…

『ワナオトコ』と『パーフェクト・トラップ』存外に楽しめる。

・『ワナオトコ』 B級映画なのだが、結構ハマる。 痛い映画。文字通り主人公が痛い目にあう。 何故か知らないが、犯人は他人の家に罠を仕掛けて、罠にかかった住人をなぶり殺しにして楽しんでいる。その殺し方が誠にエグい。 主人公はその家に泥棒に入った…

息抜き用クレイアニメ

息抜き用クレイアニメ「これは酷い」と思う内容を可愛いクレイアニメで描いている。ホラー映画ファンなら必見。ただし、あまり適性がない人は観ないほうがいいかも。適性があるかどうかは観ないと分からないが。 クレイアニメ ホラー www.youtube.com homeに…

映画『パッション』に見る、ヨーロッパ人の潜在意識

長い間、疑問だったことがある。ナチスドイツは何故ユダヤ人を殲滅しようとしたのか。 右手で戦争をしながら、左手でユダヤ人を虐殺することは、どう考えても実現不可能な計画だ。 事実、ドイツ国防軍の将官達は理由のないユダヤ人殺戮をやめるように何度も…

ホラー的な何か〜映画、歴史、音楽、絵画、宗教、文学とか〜home

・映画 ネタバレも多いので知りたくない人には閲覧を勧めません。 ホラー的なものを選択した。「的」なので、一般に言われるホラー映画ではないものも多い。 ha-kurehanosatosi.hatenablog.com ニキータ・ミハルコフ監督。娘自慢かつ名作。 ha-kurehanosatos…